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カラスの幼鳥、巣立ちの季節 威嚇から身を守るには

 札幌市内の各地で、カラスの幼鳥が巣立ちの季節を迎えている。刺激すると、親鳥が子どもを守ろうとして人を威嚇することもあり、注意が必要だ。

 市内には、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類が生息。繁殖期に威嚇行動をするのは、ほとんどがハシブトガラス。人が巣に近づくと鳴き声を上げ、背後から低空を飛んで頭をかすめたり、頭部を脚で蹴ることがある。

 NPO法人札幌カラス研究会の中村真樹子代表によると、ハシブトガラスは強い縄張り意識を持ち、縄張りの外まで追いかけて襲うことはない。カラスが威嚇の声を上げたら慌てて走ったりせず、まっすぐ両腕を上げてゆっくりと離れるのが有効的だという。

 市環境局環境都市推進部や各区の土木センターには、今年も5月下旬からカラスの営巣に関する相談が寄せられている。巣を撤去しても近くに再び営巣したり、親鳥がより攻撃的になることもあるため、撤去ではなく、見守りを推奨している。卵やひなのいる巣を不法に撤去する事例もあり、担当者は「困ったら相談してほしい」と話す。

 巣立ちのピークは、6月10日前後から1カ月ほど。繁殖期以外に人を攻撃することはほとんどないという。

 中村さんは「石を投げたり、人がされたら嫌なことは、カラスも同じです。カラスは本能で子どもを守ろうとしているだけ。短期間なので刺激せずに見守って」と呼びかけている。(金本綾子、写真も)

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