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関税15%の乾燥イカ 東京税関、過去に5%指導 18年一転高関税に

 乾燥イカの関税率15%と冷凍イカの同5%の関税率の区別を巡って業界で混乱が起きている問題で、東京税関が2012年に15%と定められている乾燥イカを、同5%の冷凍イカの税率で輸入するように輸入業者に指導していたことが、複数の業者への取材でわかった。東京税関は「関税は通関時に適切に判断している」と釈明するが、最近になって税率15%と指導された業者もおり、関係者からは「指導が二転三転し、公正さを欠く」との不満の声が出ている。

 輸入イカの関税率は国際条約に基づき、冷凍イカが5%、乾燥イカが15%と定められている。各税関は冷凍イカについて、乾燥の有無を問わず「通関時に全体にわたって凍結されたと認められるもの」との基準を定めている。

 だが、ある輸入業者は2012年、従来は15%で冷凍コンテナで輸入していた乾燥イカについて、東京税関の職員から「翌日から5%の扱いとなる」と指導を受けたという。突然の変更を不審に思ったものの、税関が個別の商品を検査し、税率区分をホームページで公表する「事前教示回答」を利用して「5%」の裏付けが得られたため、指導に従ってきた。

 昨年になって東京税関の判断が一転し、同じ冷凍コンテナの乾燥イカを輸入する際に「15%」とされた。業者はいったん差額分の10%の関税とペナルティーに当たる「加算税」を支払ったが、税関側に過去の指導内容の証拠書類を示して異議を申し立てると、税関側が「書類により、税関のミスが確認された」と認め、「税法上の特例が適用される」として加算税も返金されたという。

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