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垣ノ島遺跡で「発掘」や土器焼き 函館市教委が体験広場新設へ

 函館市教委は2021年春のオープンに向けて展望デッキや散策路などを整備中の垣ノ島遺跡について、発掘や土器焼きの体験広場を新設し、バリアフリー対応のスロープも設置する方針を決めた。幅広い年齢層に遺跡を訪れてもらい、縄文時代の文化に直接触れてもらう考えだ。

 市教委が市議会総務常任委員会に提出した実施設計概要によると、遺跡近くに体験広場を整備し、市内初の土器発掘体験コーナーを設ける。同遺跡で出土した遺物の模型などを土に埋め、来場者にブラシを使って掘り起こしてもらう。雨天時にも体験学習ができる屋根付き施設も建てる。さらに土器焼き体験施設も併設する。

 また、同遺跡を一望できる展望デッキから散策路につながる通路は階段と緩やかなスロープを設け、高齢者や障害者らも気軽に遺跡を見学できるようにする。スロープでも歩くのが難しいという来場者には、盛り土遺構により近い管理棟付近に整備する駐車場を利用してもらう考えだ。

 垣ノ島遺跡は世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」に含まれる。新設する体験広場は、道内唯一の国宝「中空土偶」などを展示する縄文文化交流センターから徒歩約10分の位置にあり、市教委文化財課は「センターで土器や石器を見て、実際に土器焼きや発掘を体験することで、縄文文化への理解をさらに深めてもらいたい」と話している。(菊池真理子)

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