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夕張坑道火災 営業再開へ水質検査 河川排水の可否判断

 【夕張】夕張市は、火災に遭った市石炭博物館模擬坑道の営業再開に向け、注水で坑道内にたまった水を河川に排水すべく、水質検査を実施している。検査は2度にわたって行う予定だが、六価クロムなどの有毒物質が出れば、速やかな排水ができず、営業再開も遠のくことになる。

 模擬坑道は長さ約180メートルで最深部は地下約20メートル。4月18日に火災が発生し、翌19日から消火に向けた注水を行った結果、今月13日に「鎮火宣言」に至った。注水は2週間続き、3日に止めたが、今も出入り口付近まで水がたまった状態で、水量は3千トン近くあるとみられる。

 模擬坑道の営業を再開させるためにはまず、この水を近くを流れる志幌加別川に流す必要があるため、環境省が定める排水基準に適しているか否かの検査を、札幌の民間業者に依頼して10日から行っている。

 今回採取したのは水深5~10メートル付近の上層部の水。水には、有毒物質の六価クロムのほか、ベンゼンやフェノール、アンモニアといった炭層の成分が含まれている可能性がある。これらが基準以上の値で検出されれば、ろ過などの措置が必要で、市はそのための費用が数千万円規模に上ることもあるとみている。

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