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ニシン七つの地域集団 道総研がDNA調査 資源管理確立に期待

 道内沿岸で捕れるニシンに七つの地域固有の集団があることが、道立総合研究機構水産研究本部の14年間に及ぶDNA調査で判明した。昭和初期にかけ日本海側を中心に豊漁が続き、戦後群れが姿を消した「北海道サハリン系集団」や、ここ20年ほどの放流事業と漁獲管理で増加傾向にある「石狩湾系集団」などは知られていたが、それ以外の狭い範囲の集団を含め全容の解明は初めて。各集団の生態を分析することで、資源回復の取り組みが進みそうだ。

 同本部は2002~15年、道内沿岸を中心に、東北、サハリンなど41海域で計3806個体のサンプルを採取。ロシアのサハリン漁業・海洋学研究所(サフニロ)も協力した。

 遺伝的な特徴が似た個体をグループ化したところ、産卵の場所や時期、回遊ルートなどが共通する七つの集団に分けられた。集団は、《1》日本海からオホーツク海や太平洋まで広域を回遊する北海道サハリン系集団《2》石狩管内を中心に檜山管内から稚内沖まで広がる石狩湾系集団《3》檜山管内から青森県や宮古湾(岩手県)まで道南一帯に生息する檜山津軽海峡集団《4》サロマ湖や能取湖などに生息するオホーツク湖沼性(こしょうせい)集団《5》釧路沖や風蓮湖などを回遊する道東湖沼性集団《6》胆振管内の白老沖から日高管内えりも岬に広がる苫小牧集団《7》十勝管内の湧洞沼(ゆうどうぬま)や大樹沖を回遊する湧洞沼集団―だ。

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