PR
PR

<オホーツクREPORT>訓子府の「とら豆」10年間で収量1割弱に減少 手作業多く農家に負担

 【訓子府】町の特産品で、煮豆などの材料として人気のある「とら豆」の生産が激減している。手作業の依存度が高くて農家の負担が大きく、効率的に栽培できる大豆などへの転換が各地で加速しているためだ。昨年の収量は18トンで、10年前の1割を切った。打開策はなく、地元に危機感が広がっている。

 とら豆は金時や北見市留辺蘂特産の白花豆などと同じ菜豆の一種。竹を伝ってつるを伸ばし、5ミリ~1センチ程度の豆を実らせる。他の豆類よりやわらかくて煮やすいのが特徴。煮豆や和菓子の原料として需要は高く、市場では高値で取引されている。

 オホーツク管内では訓子府町が主産地。きたみらい農協によると昨年の収量は18・1トン、栽培農家は11戸で、2008年の205・8トン、47戸から大幅に減った。

 大きな要因は農作業の負担の大きさにある。つるが巻き付く長さ2・5メートルの竹を畑に差したり、秋に茎の根元から収穫して天日干ししたりする工程は機械化できず手作業に依存。高齢化や人手不足が進む各農家では、その担い手の確保が困難なのが現状だ。

残り:615文字/全文:1069文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る