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戦時の父の日記、小樽の娘へ ボルネオで戦死した倶知安の板東さん 豪で発見、善意つながり帰郷

 【小樽】1945年(昭和20年)に戦死した後志管内倶知安町の男性の日記が今年3月、70年余りの時を経て小樽の遺族の元に届いた。日記は第2次世界大戦中の43年の1年分。オーストラリアの住宅で偶然見つかり、関係者が「何とか返したい」と遺族を捜し当てた。日記を受け取った長女の松田和子さん(81)は「信じられない。皆さんの善意に感謝です」と喜ぶ。

 戦死したのは板東清寿(せいじゅ)さん。松田さんによると、45年8月3日にボルネオで兵曹長として34歳で亡くなったという。

 オーストラリア東部のブリスベンに住むピータ・コネリーさん(59)が今年2月、父(87)の所持品を整理した際に日記を見つけた。

 日記は縦14センチ、幅9センチ。中には「板東清寿 北海道虻田郡倶知安町 佐警第八分隊」のほか、毎日の行動や家族の名前などが書き込まれ、押し花や板東さんの兄の写真が挟まれていた。防衛省防衛研究所(東京)によると「佐警」は佐世保海軍警備隊の略とみられる。

 コネリーさんによると、父が第2次世界大戦中に従軍した経験はなく、日記を入手した経緯は不明。祖父はオーストラリア軍の飛行機や船などの修理を担当していたので、何らかの理由で日記を手に入れ、父が受け継いでいた可能性が考えられるという。

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