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思い出の校舎 模型に 函館・千代ケ岱小、高盛小の教員、保護者ら制作 大森浜小に展示「懐かしんでほしい」

 【函館】函館市内の千代ケ岱、高盛、金堀3小学校が統合して1日付で開校した大森浜小に、千代ケ岱、高盛両小校舎の200分の1スケールの模型がお目見えした。千代ケ岱小教頭だった大西穣司さん(58)=現北斗市立石別小教頭=が中心となって両校の教員や保護者ら約20人が制作した。大西さんは「大人たちがわいわいと手作りを楽しみ、感無量の出来。模型を見て、懐かしんでほしい」と話している。

 昨年10月、大森浜小校舎として使用される金堀小を除く2校校舎を「写真以外の何らかの形で残したい」と企画。企画を知ったPTAやPTAのOBらが寄付金を寄せ、2校分の模型制作のめどが立った。工芸が得意な大西さんが平面図から模型の設計図を起こした後、両校教員らが休日などを利用し、プラスチック板からミリ単位のパーツを作り、組み立てた。

 「特に窓枠は細かな作業が続いた。千代ケ岱は真上から見ると直線的だが三角形に近い形、高盛は一部変形の屋根が難しかったのでは」と大西さん。

 大正末期から昭和にかけて函館で活躍した建築士、小南武一が1934年(昭和9年)の函館大火後に設計した高盛は、真上から見ると「ロ」の字形。美しい正面玄関や丸窓も再現された。千代ケ岱は校舎とともに、四季折々の表情を見せた大きなイチョウやサクラなど樹木の模型も並び、大西さんは「いずれも、模型の中の子どもたちと同じ目線で校舎を楽しんでもらえれば」とほほ笑む。

 両校の模型は3小学校の歴史を紹介する大森浜小1階職員室前廊下のメモリアルスペースに展示している。卒業生らが見学する場合は、大森浜小へ事前予約が必要。(野長瀬郁実)

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