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利尻山生還 背景に準備と幸運 高難度ルート「技術過信しないで」

 【利尻富士、利尻】利尻山(1721メートル)で下山できなくなっていた東京都の会社員、小川惇一郎さん(25)が27日、救助要請から56時間ぶりに救出された。「奇跡の生還」には登山仲間の支援もあった。冬の利尻山では遭難が後を絶たず、関係者は「装備や技術を過信しないで」と訴えている。

 小川さんは、大学時代の友人で札幌市中央区の会社員、鈴木雄大さん(24)と21日、登山を開始。山頂付近で小川さんの右足の靴が脱げ、落下し、動きがとれなくなった。2人は尾根から約30メートル下のくぼみにロープで降りてビバークし、25日朝に鈴木さんが携帯電話で警察に救助要請した。

 悪天候で道警のヘリが飛べず、道警山岳救助隊員らが救助に向かった。救助隊は26日朝に鈴木さんを発見してともに下山したが、動けない小川さんについては天候悪化で断念せざるを得なかった。救助に当たった仙法志駐在所の住田良平巡査部長(29)は「山道の幅は狭く、両側が急斜面。10~15メートルの風が吹き、数メートル先が見えない状況だった」と振り返る。

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