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「北の世田谷」展凱旋 19日から野幌 国策で入植の歴史紹介

 【江別】終戦直前、東京都世田谷区の人たちが江別市角山の通称・世田谷地区に集団入植し、地域をつくった歴史を紹介する企画展「『拓北農兵隊 北の世田谷物語』の昔と今」が、19日から野幌公民館で開かれる。世田谷区の関連団体が10日まで区内で開いた企画展を引き継いで開催。東京では初めて焦点が当てられた展示内容を、そのまま江別で紹介する。

 世田谷地区は石狩川と豊平川、厚別川に囲まれた泥炭地。1945年(昭和20年)7月、世田谷区の33世帯の「拓北農兵隊」が国策で入植。英語教授、音楽家、商社マン、俳優など多士済々で戦後は農業の傍ら文芸機関誌の発刊や演劇、絵画など文化活動の盛んな独特の農村をつくりあげた。

 東京展は「せたがや文化財団生活工房」が「江別市世田谷の暮らしと文化」と題し主催。戦争に翻弄(ほんろう)された区民の歴史を掘り起こすとともに、家族で入植した農民画家山形トムさん(84)らが、苦難の中で東京人らしい文化を大切に守り育てた側面に光を当てた。同区内の「生活工房ギャラリー」で、写真や山形さんの絵画など約25点を1月26日から展示、約1万人が来場した。

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