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107年前に利尻上陸、クマの爪か 元島民の男性保管、町博物館へ寄贈

 【利尻】宗谷管内利尻町の町立博物館は、1912年(明治45年)に利尻島に上陸したヒグマのものとされる爪を元町民から寄贈されたことを、同館の研究紀要で報告した。これまでは当時のクマの毛皮や爪は行方不明となっており、クマの写真しか残っていなかった。同館は「貴重な資料」として、今秋の公開を検討している。

 昨年5月、106年ぶりにクマが島に上陸し、その後姿を消した「クマ騒動」がきっかけ。騒動を知った岩見沢市の自動車販売業で利尻出身の安藤裕文さん(64)が、「少しでも地域のためになれば」と、利尻町内の親戚を介して同年6月に寄贈した。

 島には、1912年に海を泳いで渡ってきたクマが、上陸後再び海に戻った際、捕獲された記録が残っている。安藤さんが所有していた爪は、小学生の時、「明治時代に利尻にやってきたクマの爪だよ」と母方の祖母から譲られたという。利尻町内の実家に長年飾っていたが、3年前に家を片付けた際、岩見沢市の自宅に持ち帰って保管していた。安藤さんは「みんなの思い出になればうれしい」と話す。

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