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「原始の森」150年かけ再現へ 江別と札幌間の川沿い 野幌森林公園の若木植樹

 江別ロータリークラブ(山田誠会長)と札幌モーニングロータリークラブ(露木茂会長)は開拓期に石狩川舟運の拠点だった江別・対雁地区と札幌の間の河川沿いに、道立野幌森林公園(札幌市厚別区、江別市、北広島市)の原生林の若木を植樹する「原始の森を創るプロジェクト」に取り組む。原生林や公園管理にかかわる空知総合振興局、北海道博物館(同厚別区)との計4者で13日、協定を結んだ。

 道有林が植樹に提供されるのは初めて。150年前の景色を150年かけて再生する息の長い計画だ。

 両クラブは常々連携しており、植樹貢献を検討した際、北海道命名150年の記念で150年前の森を復活させることにした。江別・対雁からの舟運で札幌を開拓した歴史も踏まえた。

 同博物館での協定調印式で山田会長が「自分たちは森再生の行く末を見届けられないが、代を継いでいく」、露木会長も「後世に残る歴史的な植樹となり光栄」とあいさつ。佐々木誠也空知総合振興局長は「先人が生きた自然の再生は最高の森づくりと木育。計画が進むように協力する」と述べ、石森秀三博物館長も「森林公園周辺に森が広がることで、公園への理解も深まる」などと応じた。

 協定は、当時の江別の植生と野幌森林公園が重なるため、公園内で育ったミズナラ、ハルニレなどの若木を新年度から毎年百本、両クラブに無償提供するとした。協定は5年間で支障がなければ自動延長する。

 両クラブは高さ約50センチの若木を対雁地区にある榎本武揚にちなんだ榎本公園とそばを流れる世田豊平川の間の江別市管理の敷地に植える。高さ約30メートル、直径1メートルの成木に育つまで150年かかるという。将来的に対雁から札幌・雁来まで川沿いに約12キロ植樹し開拓民が川を遡航(そこう)、圧倒された原生林を再現するという。(山本哲朗)

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