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「なつぞら」十勝広がる応援 NHK朝ドラ4月開始 商品にロゴ次々/誘客へ観光PR

 【帯広】十勝管内が舞台となり、女優の広瀬すずさんが主演するNHK連続テレビ小説「なつぞら」の放送開始に向け、十勝では応援ムードが盛り上がっている。2014年の朝ドラで舞台となった後志管内余市町は観光客が急増したこともあり、十勝の高校生や企業がドラマに合わせた商品開発をしているほか、官民で観光PRを行うなど朝ドラ効果を最大限に生かす取り組みが広がっている。

 なつぞらは戦災孤児として農家の養子となり、十勝で成長した主人公が、東京でアニメーターを目指す物語。撮影は18年6月から、十勝管内の農村部で続いており、放送開始は4月1日。

 士幌町のジャガイモをスナック菓子に使うカルビー(東京)は、農業高校の士幌高生の意見を取り入れ、ポテトチップスのパッケージに番組タイトルロゴを使う。漫画で描かれた広瀬さんと畑の絵、「なつぞら」の文字をあしらい、4月から全国で約100万袋を販売する。農畜産品加工や有機栽培などに取り組む同校の紹介文も載せる。2年の小川菜月さん(17)は「小さな町から全国に発信できる機会ができた」と喜ぶ。

 このほか、明治(東京)はタイトルロゴを掲載したヨーグルトを3月に発売。十勝管内の7社を含めた約20社が、50種類の商品に番組タイトルロゴの使用を申請している。

 帯広市や十勝農協連、帯広観光コンベンション協会など29団体でつくる「なつぞら」応援推進協議会もロケに協力しているほか、JR帯広駅に「なつぞらの舞台 十勝へようこそ」とうたった幅4メートル近い看板も掲示。のぼりやポスターも作って公共施設や観光スポットでPRを続ける。放送開始後、帯広市中心部など数カ所に拠点を設け、出演者の等身大パネル展示やグッズ販売、観光案内を行う。

 ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝がモデルとなった14年の朝ドラ「マッサン」は舞台となった後志管内余市町の観光に大きく貢献したこともあり、帯広観光コンベンション協会の桜井政宏事務局長は「絶大な誘客効果がある。番組を見て訪れてくれる方々の受け入れに万全を期す」と話す。

 十勝総合振興局の女性職員有志十数人は「十勝総合振興局のなっちゃん隊」を結成。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)を通じて豊頃町のジュエリーアイスや糠平湖のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)のほか、おすすめの飲食店、風景などを紹介。また道内主要駅に置くPR用リーフレットもJR北海道と共同製作した。隊員の高田都さん(26)は「雄大な景色や穴場スポットなどを広く紹介し、十勝を隅々まで回ってもらえるようにしたい」と意気込む。

 NHK帯広放送局の高木剛局長は「みなさまの熱意を感じている。当局からも十勝の情報を全道・全国に発信し、ドラマと十勝の魅力を多くの人々の記憶に刻みたい」と話している。(大庭イサク)

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