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津波の記憶、今でも 函館朝市で避難訓練 外国人客対応に備え

 東日本大震災から8年となった11日、道内で唯一の犠牲者が出た函館市若松町で、地震による津波を想定した避難訓練が行われた。今回初めて函館朝市の通訳アルバイト「タビヤク」が加わり、緊急時の外国人観光客の対応にも備えた。

 函館西署や函館朝市協同組合連合会、ホテル関係者ら約70人が参加し今年で4回目。若松町では津波で60代男性1人が水死し、朝市の全280店が床上浸水するなどの被害が出た。

 訓練は午後2時に三陸沖でマグニチュード9・0の地震が発生し、北海道太平洋沿岸西部に大津波警報が発令されたと想定。朝市のスピーカーから同署員が日本語で津波避難ビルに指定されているホテルまで避難するようにアナウンスした後に、タビヤクの2人が英語と中国語でも避難を呼び掛けた。

 函館朝市協同組合連合会の藤田公人副理事長は「被害の記憶を風化させることなく、外国人観光客対応などの課題に対しても今後も訓練を積み重ねていきたい」と話した。

 函館市地域交流まちづくりセンター(末広町)は、同センター1階の特設会場に犠牲者を追悼する献花台を設置。市民らは白いカーネーションの花を手向け、地震が発生した午後2時46分には黙とうした。(藤山洸一郎、池野上遥)

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