PR
PR

海鳥保護と産業の両立狙う 天売島でSBFの取り組み 環境配慮の事業者に認証 ロゴマークが目印

 100万羽の海鳥が繁殖し「海鳥の楽園」と言われる天売島がある羽幌町で、自然保護と産業振興の両立を目指す全国でも珍しい取り組みが行われている。環境に配慮した事業者を応援する「シーバードフレンドリー(SBF)認証制度」。その取り組みを紹介する。

 SBFは名称の「海」「鳥」「友好的」を意味する英語の頭文字で、海鳥と人間が仲良く暮らすことを目指す。SBF認定制度は、昨年2月、町や環境省羽幌自然保護官事務所、自然保護団体、産業団体など官民20団体で発足した羽幌SBF推進協議会が創設した。

 SBFの理念は2006年、町の環境基本計画に明記されたのが始まり。地中海のマグロ漁でイルカの混獲を減らすためのドルフィンフレンドリー認証という制度を知った当時の担当職員で同協議会長の浜野孝さん(63)が、絶滅危惧種のオロロン鳥(ウミガラス)保護にも有効だと考えた。

 SBF認定制度は環境に配慮した事業者にお墨付きを与えるもので、選ばれた事業者は商品や宣伝に認証のロゴマークを使うことができる。ロゴマーク付きの商品を消費者に買ってもらうことで、環境保護への意識を持ってもらい、付加価値向上も狙う。漁業や農業など私たちの暮らしに欠かせない地域の産業と自然を共に守る仕組みづくりで、北大大学院の山中康裕教授(環境科学)は「経済活動とのバランスを追求するという点で先進的」と評価する。

 活動に理解してもらうため同協議会は、コメの減農薬栽培や規格外の農産物を活用したアイス作りなどを見学するフィールドワーク講座を開催。これまでに延べ200人以上が参加した。

残り:768文字/全文:1434文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る