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縄文遺跡群世界遺産登録目指す 垣ノ島盛り土遺構復元 函館市教委展望デッキも整備へ

 第1回定例函館市議会は7日、本会議を再開し、6氏が一般質問を行った。市教委生涯学習部の堀田三千代部長は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向け、構成遺跡の一つである南茅部地区の垣(かき)ノ島遺跡にある盛り土(つち)遺構を当時に近い形に復元するほか、新たに展望デッキなども設ける考えを示した。

 盛り土遺構は「コ」の字の形をしており、横190メートル、縦120メートルと国内最大級の大きさ。ここに集落をつくった縄文人は食料や物にまで魂があると考え、感謝の念を込めてそれらを埋め、魂を送る「送り場」として土を積み上げたとされる。本年度内の復元工事で、昭和初期の駒ケ岳噴火で降り積もった火山灰を除去する一方、かつて畑として利用され、農機具で削られた部分を修復し、縄文時代の盛り土の形に近づける。

 また、同遺跡に近い市縄文文化交流センターの隣接地に、遺跡を見下ろすことができる展望デッキを整備するほか、遺跡の入り口に遺跡の立体模型や案内板を設置したエントランス広場を設ける。このほか、発掘や土器焼きの体験学習コーナー、竪穴住居があったことを示すくぼみを巡る散策路を整備する。事業費1億7840万円は2019年度予算案に盛り込まれており、21年度の完成を目指す。

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