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【特別編】可能性の大地 切り開け新時代

 初音ミクは、今や各国にファンがいます。ミクは音楽を奏でる存在です。言葉は分からなくても、メロディーなら感情が伝わる。だから国境を越えて世界中に広がったんでしょうね。

 私は道東の田舎町から札幌の大学に進学しました。就職活動はせず、親の勧めもあって公務員試験を受けました。正直、当時はあまり深く考えていませんでしたね。ところが北大の職員になり、事務員として配属された研究室でコンピューターと出合ったことが転機になりました。

 もともと音楽好きで、コンピューターに楽器や自然の音を取り込み、これらを組み合わせて音楽を作ったりしていました。コンピューターで作った音をゲーム会社などに売るようになったのが起業の始まりです。

 初めはフロッピーディスクに音源を入れて、小包で送っていました。それがインターネットの発達で、北海道にいながら東京や海外に送信ボタン一つで、音を送ることができるようになりました。10年前、20年前の常識は、急激なスピードで変わっていきます。

 よく北海道って「東京から遠い」とか、「広い」とか、「何もない」とか言われますよね。いろんなハンディキャップがあると。でも私は大きな可能性を秘めている場所だと思います。

 例えば、広大な土地は農業や災害で活用が進むドローンのパイロット養成に活用できます。過疎もチャンスです。自家用車を使った相乗りサービスの「ライドシェア」など、社会課題の解決が新しいビジネスになるのです。

 これから働く皆さんには「やりたいこと」を持ってほしいですね。企業と社員の関係は雇うか、雇われるか、ではありません。「これがしたい」という社員の思いが、会社の方向を形づくると思うからです。
 北海道から、新しい時代を切り開いていきませんか。


 2020年春に卒業予定の学生向けの会社説明会が解禁となった19年3月1日の北海道新聞朝刊別刷り「働く@北海道」に掲載された伊藤さんのコラムを再掲載した「特別編」です。

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