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長万部「かにめし」鉄路に別れ JR車内販売廃止で2月末 店頭は継続「原点失うのは寂しい」

 【長万部】JR長万部駅(渡島管内長万部町)で70年近い歴史を持つ「かにめし」が、駅弁としての役割に今月末で終止符を打つ。JR北海道が経費削減を理由に、車内販売を廃止するため。駅ホームでの対面販売から始まり、当時の味そのままに、できたての弁当を乗客に届けてきた。駅前で製造・販売する「かにめし本舗かなや」は、店頭販売は続けるが「原点の駅弁を失うのはつらい」と惜しんでいる。

 かにめしは食糧難の終戦直後、地元で水揚げした毛ガニを塩ゆでし、ホームで手売りしたのが起源。乗客の評判を呼んだ同社の創業者が「漁期以外でも売れる弁当を」と各地からカニを集め、試作を50回以上重ねて1950年に生まれた。

 ご飯を覆うカニの身は、傷まないよう水分がなくなるまで大釜でいることで、独特の甘みと香ばしさを引き出す。錦糸卵やしいたけが彩りを添える弁当はホームで対面販売され、一躍人気に。列車が止まるたびに買い求める客でにぎわった。

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