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「3カ月放置」地元衝撃 木古内・漂着木造船から2遺体

 【木古内】町札苅の海岸に漂着した北朝鮮船とみられる木造船から2人の遺体が発見された問題で、発見まで3カ月を要したことに疑問の声が上がっている。昨年11月の木造船漂着直後の捜索で、函館海保は船内は無人と判断。町は船の処分に緊急性がないとし、解体費用に充てる補助金を受けられる見通しが立つまで放置していた。

 「船の中に遺体があるのではないかと、気がかりだった。遺族の元に帰れるのか心配」。町札苅で電気工事店を営む沢谷鉄矢さん(68)は神妙な表情で語った。近くの無職男性(67)は「3カ月も放置されていたのは不気味だ。漂着時に、ひっくり返して中を確認できなかったのか」と憤る。

 この木造船は、昨年11月5日に函館海保の巡視艇が松前町の松前小島沖を船底が上を向いた状態で漂流しているの発見。第1管区海上保安本部函館航空基地の潜水士2人が、船内を含めて海中を捜索したが、生存者や遺体は確認できなかった。同月8日には函館港沖を漂流。翌9日、木古内町札苅の海岸に漂着した。

 同日、町の委託業者が解体を試みた。重機で船底の壊して空けた隙間と船首付近にあった裂け目から、同海保職員らが懐中電灯で内部を照らして船内の様子を見たほか、周囲を捜索。同海保は「船内に人は認められなかった」と発表した。今月11、12日に発見された2遺体は隙間とは反対方向の船尾付近にあった。

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