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井上靖「海峡」の魅力伝える企画展 旭川の記念館

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 【旭川】旭川生まれの作家井上靖さん(1907~91年)の小説「海峡」の魅力を紹介する企画展が、旭川市の井上靖記念館で開かれている。井上さんが執筆時に宿泊した青森県風間浦(かざまうら)村の旅館が解体されると知った記念館の学芸員が、関連する資料集めに奔走した。執筆の舞台裏が分かる展示内容となっている。

 「海峡」には、野鳥研究に心を奪われた医師が、アカエリヒレアシシギの鳴き声を聞こうと、東京から下北半島に向かう場面が印象的に描かれている。井上さんは58年3月、津軽海峡を望む風間浦村の下風呂(しもふろ)温泉郷にある長谷旅館に2泊し、その場面を執筆した。

 旅館は「海峡の宿」としてファンに知られていたが、数年前から休館状態になっていた。村は、旅館近くに新たな温泉施設を整備し、施設内に井上さんが泊まった部屋を再現する計画を決定。解体した旅館の建材を生かすこととなった。

 企画展は4月7日まで。3月16日には佐藤学芸員によるギャラリートークも予定している。入館料一般200円、高校生100円、中学生以下無料。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。問い合わせは同館(電)0166・51・1188へ。(五十嵐俊介)

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