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<道知事選> 走りだす2人 与野党対決の構図固まり、初の週末

 4月7日投開票の道知事選は、自民党と公明党が推薦する鈴木直道夕張市長(37)と、立憲民主党などの野党やその支援団体が擁立した石川知裕元衆院議員(45)による与野党対決の構図が固まり、初の週末を迎えた。鈴木氏は集会でこれまで多くの困難を乗り越えてきたと強調し、石川氏は中央依存ではない自治の充実を訴えた。16年ぶりとなる新知事の選択へ、舌戦の火ぶたが切られた。(佐藤陽介、中村征太郎、小林史明)

■鈴木氏 地元夕張から支持固め

 「たった一人で何も大きな団体の支援がない中、出馬表明した。直後に初めて手を差し伸べてくれたのが公明党。恩に報いるためにも必ず勝利する」。鈴木氏は9日、地元夕張で開いた公明党との決起集会で事実上の第一声を上げた。

 自民党の候補選びが混迷する中、自ら手を挙げた鈴木氏への推薦を即決したのが、公明だった。鈴木氏は聴衆約350人に、両親の離婚で母子家庭となり、働きながら高校と大学を出た経歴を紹介。市長の仕事について「あの時に比べれば大変じゃない」と語った。

 市長2期8年の実績を「誰もが不可能だと言った(財政再生)計画の見直しに取り組み、再出発できた」とアピール。社会保障の充実や教育無償化を挙げ、「徹底的な道民目線で皆さんの暮らし、命を守る」と呼び掛けると拍手が起きた。

 鈴木氏は岩見沢市でも公明の会合に出席。来賓の松野哲市長は鈴木氏を「若さと実行力、決断力、忍耐力がある」と評し、道市長会で国土交通省の和泉晶裕北海道局長の擁立論が強かったことを念頭に「市長会の役員は、とある方をふさわしいと言っていたが、一貫して鈴木さんがふさわしいと思っていた」と語った。

 鈴木氏を招く公明の会合は17日まで計9回開く予定。鈴木氏は9日、空知管内南幌町での自民党国会議員の行事でもあいさつした。

■石川氏 地盤十勝離れ浸透図る

 6日に立候補を表明したばかりの石川氏は9日、7月の参院選道選挙区(改選数3)に立憲民主党公認で出馬する道議会副議長の勝部賢志氏(59)と共に、苫小牧市や渡島管内八雲町を訪れ、立憲民主党の道議選候補者の事務所開きなどに出席。勝部氏や道議候補らと連携して自陣の支持者にアピールする作戦を始めた。

 「函館は高校生活を過ごした第二の古里です」。八雲町で開かれた道議候補の集会では、同じ道南の函館ラ・サール高出身であることを強調。十勝管内足寄町出身で、十勝以外での知名度を高めることが課題であることを意識し、各テーブルをくまなく回ってあいさつをした。勝部氏も「石川をよろしくお願いします」と、出席者に石川氏の名刺を配り歩いた。

 石川氏が強調するのは「北海道独立宣言」をキャッチフレーズにした中央依存からの脱却だ。集会では「北海道をよく知る人間として市町村の意見を聞きながら大きな指針をつくる」と訴えた。同席した逢坂誠二衆院議員も「石川さんは、東京に依存しないで自立すると言っている。北海道ならではの良さを伸ばしてくれるのは石川さんしかいない」と後押しした。

 石川氏は9日、千歳市や苫小牧市、伊達市も回り、道議や市町議候補らの事務所を訪れて立候補のあいさつをした。

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