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陸別で氷点下31.8度 10地点が史上最低気温 最強寒気に放射冷却重なる

 道内は9日、北極付近の低気圧「極渦(きょくうず)」の乱れによる観測史上最も強い上空の寒気と、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、厳しい冷え込みとなった。4地点で今季初めて氷点下30度を下回り、十勝管内陸別町では最低気温が同31・8度と今季の全国最低を更新した。千歳市など10地点で観測史上最低気温を記録、札幌管区気象台は水道管凍結などに注意を呼び掛けている。

 気象台によると、最低気温は釧路管内弟子屈町川湯が氷点下30・9度、釧路市阿寒湖畔で同30・7度、宗谷管内枝幸町歌登が同30・3度。札幌市も今季最低の同13・1度だった。正午現在、札幌市を含め道内105地点で今季最低気温を観測している。

 氷点下30度の世界を体験しようと、愛知県津島市から自転車で訪れ、陸別町で野宿した宮川裕助さん(21)は「とんでもない寒さだった」と話した。

 札幌市水道局によると、水道凍結の相談件数は8日夕から9日午前9時半までに246件。函館市企業局の業務委託先、水道修繕センターによると8日夕から9日正午までに凍結75件、破裂4件だった。

 JR北海道は列車のブレーキが凍結するトラブルなどのため、札幌発新千歳空港行きの快速エアポート2本を含む列車12本が運休。道警によると、正午現在、吹雪のため稚内天塩線など道道2路線2区間が通行止め。関東地方の雪の影響で新千歳空港では正午現在、成田と結ぶ計16便が欠航を決めた。(広川春男、三坂郁夫、藤山洸一郎)

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