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最強寒波 全観測地点で氷点下10度以下

 北海道上空に観測史上最も強い寒気が入り込んだ影響で、道内は8日の日中も広い範囲で記録的な寒さとなった。全173カ所の観測地点のうち、92地点で最高気温が氷点下10度以下にとどまった。一方、最低気温は35年ぶりに全観測地点で同10度以下を記録し、各地で水道管が凍結し、交通機関も乱れた。寒さのピークは越えたが、約1週間は平年より気温の低い日が続く見通し。札幌管区気象台は警戒を呼びかけている。

 気象台によると、8日の最高気温は後志管内真狩村で氷点下13・8度、十勝管内上士幌町ぬかびら源泉郷で同13・6度。札幌市で同10・1度。札幌で気温が終日氷点下10度以下だったのは、1979年以来40年ぶり。

 最低気温は十勝管内大樹町で氷点下29・2度、宗谷管内枝幸町歌登で同29・1度。最も高い檜山管内奥尻町でも同10・1度だった。日本気象協会北海道支社によると、全観測地点で氷点下10度以下を記録したのは84年12月25日以来。気象台の担当者は「暖流の影響で気温が下がりにくい道南沿岸部を含め、全道で氷点下10度以下になるのは珍しい」と話す。

 原因は北極の非常に強い寒気が上空に流れ込んだためで、8日午前9時には札幌市の上空1500メートル付近の気温が氷点下24・4度を記録し、57年の統計開始以来、最低となった。

 寒さの影響で、道内では水道管の凍結の相談が約150件寄せられた。JR北海道は、列車の車輪とブレーキが凍り付いて動かせないトラブルなどのために列車121本を運休した。

 気圧の谷や寒気の影響が残るため、道内は14日ごろまで平年以下の気温となる見通し。(吉田隆久)

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