PR
PR

南空知暴風雪 交通まひ生活直撃 事故多発、路線バス運休も

 穏やかな天候の週末から一転、冬型の気圧配置が強まった影響で、空知管内は21日、南空知を中心に暴風雪に見舞われた。岩見沢署管内では、同日朝から視界不良による交通事故が多発。JRやバスの運休も相次ぎ、生活を直撃した。

 札幌管区気象台によると、同日午前0時から午後3時までの降雪量は夕張20センチ、岩見沢16センチ、深川13センチ、滝川8センチなど。夕張、岩見沢、南幌、由仁、長沼、栗山の6市町には午前11時45分に大雪警報が発令された。警報は午後3時35分に解除されたものの、22日も中空知などで雪が降りやすい気圧配置が続き、同気象台は注意を呼び掛けている。

 岩見沢署によると、21日午前6時半から同10時ごろまでに、同署管内で交通事故の110番が42件あった。地吹雪で視界がなくなる「ホワイトアウト」状態での車同士の追突や、雪山への単独事故が多かったとみられる。同署は「視界が悪い時はすみやかに駐車帯などへ避難して」と啓発する。

 交通機関もまひした。JR北海道は室蘭線岩見沢―苫小牧間と石勝線千歳―夕張間で、早朝の一部を除き終日運休したほか、学園都市線や函館線も一時運行を見合わせた。道央道札幌―岩見沢間が通行止めとなり、北海道中央バスも朝から「高速いわみざわ号」を運休したほか、岩見沢を発着点とする路線バスも、除排雪が追い付かない区間で運行を見合わせた。

 栗山町からJRを乗り継いで通学している美唄聖華高3年の女子生徒(18)は、下校途中に岩見沢駅で足止めを食らった。「バスも止まっていて自宅に帰れないので、父親に迎えに来てもらいます」と話していた。

 由仁町馬追の道道札幌夕張線では、同日午後、大型トラックが道をふさぐかたちで立ち往生した影響で、十数台が約1時間足止めになった。同町の自宅に帰る途中だった無職男性(69)は「Uターンして車が埋まるのも嫌なので、待つしかない」と話していた。

 夕張市内でも、同日は断続的に雪が降り続き、市内各所で、除雪が追い付かない歩道ではなく車道を歩く市民や、雪道をそろりと走る車両が見られた。市内清水沢の無職の男性(72)は「午前中だけで3回、自宅前を除雪した。昨年末にも大雪に見舞われ、もううんざりだ」と話していた。

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る