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江別のヤツメ 食文化危機 漁獲、ピークの数百分の一

 【江別】石狩川流域のヤツメウナギの漁獲量が減少を続けている。1980年代には年間約70トンあったが、現在は100キロ台まで減っている。ヤツメウナギの食文化を守ろうと活動する市民グループ「石狩川やつめ文化研究会」は昨年、ヤツメが確保できず、約10年前から続けてきた小学生向けの試食体験を中止した。料理を提供していた店でも仕入れができなくなっており、同研究会は「このままでは江別からヤツメを味わう文化が消えてしまう」と危機感を募らせる。

 道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭)によると、江別市周辺の石狩川上流域の2017年のヤツメ漁獲量は約150キロ。かつては江別漁協が漁を行っていたが、15年に解散。今は道から許可を受けた個人が捕っている。

 石狩振興局水産課によると、記録が残る80年以降では86年の69・8トンをピークに年々漁獲量が減り、漁協解散直前の14年は51・4キロにまで落ち込んだ。

 同試験場は「明確な減少原因は不明」とする。道内の他の地域でも同じ傾向で、生態も分からない点が多く、「資源回復に向けた対策が示せない」という。

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