PR
PR

アイヌの心、料理で伝える 計良さんの遺作、仲間が翻訳

 アイヌ民族の権利回復運動に取り組んだ故・計良(けいら)智子さん(享年68)が生前、北海道新聞で連載し、出版された本「アイヌの四季―フチの伝えるこころ」(1995年、明石書店)の英訳併記版がこの冬、出版された。四季折々の食事からアイヌ民族の生活の知恵や精神性を伝えた1冊で、計良さんの旧友らが約4年かけて翻訳した。

 英訳は、札幌市に住んでいた計良さんの20年来の友人で、外国人支援のボランティアなどに取り組んでいる同市の吉田三千代さん(69)が中心となり進めてきた。2014年に計良さんの夫の光範さんから翻訳を依頼されたものの、がんで闘病中だった光範さんはその3カ月後に他界。計良さんも同じくがんで16年に亡くなった。

 「2人との約束を果たしたい」と計良さんの死後、語学に詳しい知人らに声をかけ、本格的に作業を始めた。監修は、アイヌ文化に詳しい北大大学院教育学研究院のジェフ・ゲーマン准教授に依頼。書名は「THE SPIRIT of HUCI Four Seasons of an Ainu Woman(フチの伝えるこころ―アイヌの女の四季)」とした。

残り:345文字/全文:821文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る