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タンチョウ 牛の餌パクリ 冬の釧路管内

 【標茶】日の入り直後の暗い牛舎に、大きな鳥のシルエットがうごめく。国の特別天然記念物タンチョウだ。牛と向かい合い、夢中で餌をついばんでいる。

 釧路管内標茶町で肉牛約3600頭を肥育する「ジュンちゃん牧場」(斉藤丈代表取締役)には、5年ほど前から、積雪期になると1日70羽近くのタンチョウが飛来する。デントコーンなど牛の餌を目当てに牛舎に入り込み、中にはエサ箱に飛び乗る大胆な個体も。

 タンチョウは道内に約1800羽が生息。分布は道央や道北にまで徐々に広がっているが、湿原や川で餌が取れなくなる冬季には、約9割が釧路管内の給餌場や近隣の農家に集まる。

 2016年から釧根管内の牧場を調べる研究者の松木護さん(55)=同管内鶴居村=によると、調査した千件以上の牧場の9割近くにタンチョウが飛来している。カラスなどを含めた鳥類の対策を施す農家がある一方で、寛容な農家も多いという。

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