PR
PR

「折茂伝説」増す輝き 1万得点「応援が原動力」

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)レバンガ北海道の折茂武彦選手(48)が5日、新たな歴史を刻んだ。愛知県刈谷市で行われた三河戦で、日本出身選手としては初めて国内トップリーグ通算1万得点を達成。現役最年長の「レジェンド(伝説)」は「応援してくれる方が、自分が一歩を動かす原動力になっている」と語った。

 厳しいマークをかいくぐり、残り6点を積み上げた。試合終了まで残り3分半。大台に乗せる2点シュートを決めると天を見上げ、右人さし指を掲げた。昨年6月に74歳で亡くした母豊子さんを思った。「厳しかったけれど、一番、応援してくれた。『ここまで来たよ』と伝えたかった」

 若手と同じ練習をこなすとはいえ体力は衰えた。でも、巧みな駆け引き、勝負強さは健在で、今季はチームで4番目の得点源だ。

 「人一倍の負けず嫌い。ベテランなのに空気を読むこともしない。だから若い」。トヨタ自動車(現A東京)時代から同僚の桜井良太選手(35)は折茂選手の「秘密」をそう明かす。折茂選手は言う。「戦力であり続けることがプロの責任。そこに疑問符がつくようなら続けてはいけない」

 もっとも、今季は昨年10月の開幕から不調だった。11月まで18試合でわずか63得点。過去最低のペースで、Bリーグ3季目で初めての欠場も経験した。チームは負けが込み、この時ばかりは「戦力でいられる自信がない」と弱音が漏れた。

 苦境を乗り越える力は身についている。2011年、レラカムイ北海道が消滅するとレバンガを立ち上げ、運営会社の社長となった。貯金を切り崩し、あいさつ回りやイベントに奔走してリーグ屈指の人気球団に育てた。今季序盤からの不調も、昨年12月にヘッドコーチが交代すると以降の12試合で108得点した。

 「年齢に縛られたくない。2020年の東京五輪を目標に現役である以上は頑張っていきたい」と、その情熱は衰えない。ただ、これから目指す個人成績は「ない」とも。「レバンガを日本一にする」。そのために伝説は走り続ける。(安房翼)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
試合速報・結果
  • プロ野球
  • Jリーグ
  • サッカー代表
  • 大相撲
  • 甲子園
  • ゴルフ
  • 大リーグ
  • Bリーグ
スポーツ情報メガ盛り メガスポ
ページの先頭へ戻る