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知床にんじん、冠水から守れ 斜里の排水整備調査費計上へ 開発予算

 【斜里】国内屈指のニンジン産地、オホーツク管内斜里町にある飽寒別(あっかんべつ)地区のかんがい排水整備に関する調査費が、2019年度の北海道開発予算に盛り込まれる見通しとなった。水はけが悪い地形や排水施設の老朽化から近年、相次ぐ豪雨による冠水被害に悩まされてきた同地区。「ニンジンの安定生産やブランド化には整備が不可欠」という地元の思いが届いた形だ。

 「言葉に表せないほど無念だった。二度とあんな思いはしたくない」。北海道に三つの台風が連続上陸した16年8月。飽寒別地区で農業を営む菊池久雄さん(61)のニンジン畑2・5ヘクタールは、大雨で全域が冠水した。水が引くまで10日かかり、収穫直前だったニンジン約100トンは全て腐敗。被害額は数千万円に上った。

 斜里町は7月下旬~10月上旬に収穫される秋ニンジンの一大産地。高品質な「知床にんじん」として東京や名古屋の市場から引き合いが強く、栽培規模は年々拡大。17年の収穫量は過去最多の1万9100トンで、市町村別で十勝管内幕別町に次ぐ全国2位だった。

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