PR
PR

おひつの家

[PR]

7月の西日本豪雨で被災した岡山県総社市に先月、巨大なおひつ形の「家」が現れた。内部は約8畳の広さで、その名もズバリ「おひつの家」▼2016年の熊本地震の際、「長く使える支援物資を」と岡山県真庭市が地元家具メーカーから購入し、熊本市に貸与した。今回はそれを総社市に届けた。集会所の代わりとして、住民の憩いの場となっている▼東日本大震災のときも建築家伊東豊雄さんらが中心となり、「みんなの家」と名付けた交流の場を被災した東北各県に造った。極限状態だからこそ、人間らしく生きるには触れ合いが大切。そんな考えからだ▼胆振東部地震で甚大な被害を受けた胆振管内厚真町でも、多くの人々が同じ思いで活動する。岩見沢市のNPO法人が毎週末開くカフェには、避難所や仮設住宅の住民が集う。先日は旭川大の学生が公民館で餅つきをするなど、さまざまな取り組みが行われている▼ご近所さんと離れて仮設で暮らす被災者は、孤立化による心身の異変が心配される。そのためには新たなコミュニティー構築が欠かせない。被災地では復旧、復興の加速とともに、そうした支援が続く▼地震からきょうで3カ月。身近な人を亡くし、家を失った被災者にとって、心の傷は簡単には癒えるまい。けれど、道内外のたくさんの人が被災地に思いをはせている。寒さが厳しくなる。くれぐれも健康に気をつけて。2018・12・6

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る