PR
PR

<就活生のための座談会>3 エントリーシート 自分の強み 際立たせて

 学生の就職活動(就活)で欠かせないのが、志望企業への応募資料となるエントリーシート(ES)。様式は似通った部分がある一方、異なる点も多く、学生側は自らの強みを際立たせる工夫が求められる。既に内定を受けた道内の大学4年生3人に、就活のポイントを紹介してもらう匿名座談会の連載3回目は、ESの対策について聞いた。(道新夢さぽ取材班 木村直人)

 ――ESとはどんなものですか。

 田中 例えば履歴書なら志望動機や学生時代に力を入れたこと、経歴など基本的な事柄を主に書くのに対し、ESは似てはいますが、自分の強みや弱みなどをより深く掘り下げて書く設問が多いと思います。面接試験のための資料的な意味合いが強いのではないでしょうか。履歴書と一緒に求める会社もありました。

 渡辺 企業ごとに設問が違い、どんな人材を求めているのかを知るきっかけになります。ちょっとした話題を盛り込むと、面接で会話のきっかけになりました。

 高木 大手企業であれば数十人、数百人という単位から人材を探すので、熱意やどんな夢を持って仕事をしてくれるのかを見極めようとしているものだと思います。

■体験談書き分けも

 ――どのようなことを問われましたか。

 渡辺 多かったのは「あなたの強みは」という問いです。私は15社に応募しましたが、行動力が強みでしたので具体的なエピソードを三つ用意し、企業ごとに「同好会を立ち上げた経験を企画職などに生かせます」といった具合に使い分けました。「自分を文房具に例えると?」という変わった設問を出す会社もありました。

 高木 「学生時代に力を入れたこと」を問われ、そこには履歴書に書ききれないゼミの詳しい研究内容を書きました。自分なりに力を入れたことを書くにはESが良いと思います。

■添削は複数の目で

 ――どのようにして内容を充実させていったのですか。

 田中 1度書いて大学の先輩など多くの人に添削してもらい、精度を上げていきました。設問に対してどんなことを的確に答えるべきか、しっかり理解する大切さを教わりました。

 高木 学外の就職支援会社の方に点検してもらいました。添削の繰り返しが結局一番の近道だと思います。

 ――採用につながる書き方のコツは。

 田中 その会社のインターンシップやOB訪問の経験があれば、それを書くと志望度の高さを示せます。ESは学生から企業へのラブレターのようなものでもあり、他の学生と違う点を示すことができれば有利になるように思います。

 渡辺 私は応募先の会社が、同業他社とは異なる事業展開をしている点に注目したことをPRしました。インターンシップを体験したときに、個人的に質問して得た企業側の回答も役立ちました。

 高木 文章の基本を大切にするべきだと思います。私は誤字脱字に気を付け、「てにをは」の適切さ、句読点の位置などもじっくりと考えました。それらがおかしいと、内容にさえ触れてもらえないかもしれません。最低限の形をクリアしてから起承転結や内容を考えるべきです。

 ――完成した時期と、提出に際してほかに留意した点は。

 田中 大学3年生の夏のインターンシップの応募書類を基に練り続けて、完成したのは4年生の2~3月ごろです。ひな型を2、3種類作って使い分けました。

 渡辺 私も同じ時期です。自己分析と志望動機のひな型を作り、設問の制限字数がそれぞれ200字なら5種類、300字なら3種類ほどでした。

 高木 私も2月下旬ごろです。文字は小さく書くと多くの内容を盛り込めますが、読みづらくなってしまいます。文字の大きさのバランスも考えるようにしました。(出席者は仮名です)

 次回は「面接試験」の対策

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る