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増える初心者ハンター、安全意識浸透は急務 誤射事故「肉眼で確認できたはず」

 【恵庭】恵庭市の国有林で20日、北海道森林管理局の森林官菅田(すがた)健太郎さん(38)がシカ猟の猟銃の誤射で死亡した事故は、ハンターによる安全確保の重要性を改めて浮き彫りにした。エゾシカの増加を受けて道はハンター育成に力を入れ、新たに狩猟免許を取る人は増えているが、安全への意識や技術も同時に強く求められている。

 「130メートルの距離なら肉眼で人かシカか確認できないはずがない」。北海道猟友会札幌支部副支部長で、同支部恵庭部会長を務める岩崎清行さん(72)=恵庭市=は、なぜ誤って撃ったのか―と、いぶかしむ。

 誤射をしたとして業務上過失致死容疑で逮捕された札幌市の自営業佐孝(さこう)英司容疑者(49)の狩猟歴は4年で、「まだ初心者の部類」(地元ハンター)。恵庭部会では初心者にベテランを含め複数で動くよう指導しているが、佐孝容疑者は1人で入林した。「シカが増え、1人で捕れる確率が上がったからでは」と岩崎さんはみる。

 恵庭部会では誤射防止へ、スコープではなく肉眼で確認できなければ撃たないよう会員に指導しており、狩猟歴40年の岩崎さんは「(自分なら)300メートルの距離でも肉眼でシカか人かは分かる」。地元ハンターの1人は「普通は標的を間違わないためヤブから出るのを待つ。今回は、なかなか捕れず焦っていたのでは」と推測する。

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