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JR信号倒壊、施工ミスか 新札幌駅 部品が固定されず

 札幌市厚別区のJR千歳線新札幌駅構内で線路脇の列車用信号機が支柱の根元から倒れ、線路をふさいだ重大インシデントについて、国土交通省運輸安全委員会は14日、現地調査の内容を同省鉄道局に情報提供した。現地調査では支柱を土台に取り付ける金属部品「アンカー」が土台の中で固定されていなかったことが判明。JR北海道は同日、会見を開き「施工ミスの可能性は排除していない」とし、部品の取り付けが不十分だった可能性を明らかにした。

 JR北海道によると、信号機は旧国鉄時代の1980年10月に設置された。信号機の支柱の台座は通常、コンクリート製の土台に金属部品で固定されている。固定する部品はボルトのほか、筒状で片側に切れ込みがあるアンカーと、アンカーの切れ込みを広げるためのくさびとなる部品「コーン」がある。

 台座の固定方法は、土台に穴を開けてコーンを入れ、次に切れ込みを下に向けたアンカーを挿入。上からハンマーでたたくとコーンがアンカーに刺さり、切れ込みが広がって土台の穴の側面に食い込む。さらに上からボルトを挿入して締める手順となっている。

 運輸安全委が10日に行った現地調査の結果、倒れた支柱の台座にボルト8本がアンカーを付けたままの状態で見つかった。アンカーの切れ込みは広がっておらず、土台の穴にはコーンが残っていた。

 JR北海道によると、コーンがアンカーに刺さっていない場合、切れ込みが広がらず設計通りの強度が得られない恐れがある。会見で同社の島田修社長は「一歩間違えれば重大事故につながるトラブル。深くおわびする」と陳謝。土田徳造電気部長は「施工不良の可能性も含めて調査する」と述べた。

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