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地震追い打ち、むかわの2旅館廃業 創業100年老舗も 宿泊減り耐震化厳しく 「こんな形は無念」

 【むかわ】町穂別地区にある旅館4軒のうち2軒が、胆振東部地震の影響で廃業を決めた。後継者難や宿泊者減少に悩んでいたところ、地震による建物被害が追い打ちをかけた形だ。穂別地区では、恐竜化石を生かした観光客誘致を目指しており、地元関係者からは惜しむ声が上がっている。

 今年創業100年を迎えた清川旅館は、地震で客室の壁がはがれるなどの被害があった。旅館は清川博之さん(71)が28年前に3代目として亡父博さんから受け継ぎ、妻真千子さん(69)が切り盛りしてきた。

 代替わり当初は、公共工事の関係者らで7室の客室も埋まったが、道東道むかわ穂別インターチェンジができるなどして札幌から日帰りで訪れる人も増え、宿泊客はここ10年で半分以下になった。採算が取れない状況が続き、後継者もいないところに地震が発生し、廃業を決めた。

 博之さんは「建物も古く、耐震化するにしても高額。このような形で閉めるのは無念だが、今が引き際なのかもしれない」と寂しそうに語る。真千子さんは「周囲からまだできると言われるが、体力的に厳しい。お客さんに支えられ、長年続けることができた」と感謝を口にした。

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