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広げたい こどもホスピス 重い病気の子 家族と過ごせる場を NPO法人代表・田川さん札幌講演 6歳の娘の死 日常の大切さ痛感 在宅を支える施設 建設へ運動

 田川尚登(ひさと)さん(61)=川崎市在住=は20年前、6歳の娘を悪性脳腫瘍で亡くした。その体験から、重い病気の子どもと家族の在宅支援施設「こどもホスピス」を横浜市内につくる運動に取り組んでいる。寄付を呼びかけ2020年春の着工を目指す。札幌で10月に開かれた講演会で、その思いや夢を語った。タイトルは「娘から与えられた課題」。

 1997年9月、幼稚園児だった次女はるかちゃんに悪性脳腫瘍「脳幹部グリオーマ」が見つかった。医師からは、「治療法がありません。あと半年くらいしか生きられない。これからは家族で、子どもと楽しい時間を過ごすことです」と告げられた。 

 「その時は、何と冷たい言葉かと思いました。でも、その言葉が今の活動につながっています。娘はその年の10月に退院。右半身がまひしていたので、左手で練習し、ひらがなが書けるようになりました。家族旅行が好きで、週末は箱根や伊豆など近場の温泉に出かけ、私と妻と長女と家族4人で一緒の時を過ごしました。最後の旅行は年明けの1月末でした」

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