PR
PR

後志のワイン「北海道ラベル」5社56銘柄 地理的表示制度で認定 ブランド向上に期待

 国税庁の地理的表示(GI)制度に基づきラベルに「北海道」と表示できるワインを認定する「地理的表示『北海道』使用管理委員会」が29日に第1弾の認定銘柄を発表し、道内10社98銘柄のうち後志管内から5社56銘柄が決まった。他産地との違いを明確にでき、関係者はブランド力の向上を期待する。

 認定には道内産ブドウを100%使い、道内で醸造や瓶詰めをした上で、北大や道立総合研究機構などの産学官でつくる同管理委の審査に合格する必要がある。今年9月に各社から申請を受け付け、10月に審査した。申請社数は非公表。

 後志からは小樽市の北海道ワイン、余市町の余市ワイナリー、平川ワイナリー、ワイナリー夢の森、仁木町の「NIKI Hills(ニキ・ヒルズ)ヴィレッジ」が認定された。

 認定銘柄はラベルや箱に「北海道」と表示でき、「GI Hokkaido」の文字にワイングラスと北海道の形を組み合わせたデザインのロゴマークも使える。30日からロゴマークのステッカーを貼った商品の販売が始まる。

 北海道ワインの嶌村公宏社長は「世界から北海道がワイン産地として認識され、ブランド力を高めるための第一歩」と歓迎。「GI制度に対する消費者の理解が深まれば、より有益性が高まるだろう」とみる。

 余市ワイナリーを運営する日本清酒(札幌)の広報担当者は「付加価値向上につながると期待しており、今後も認定を増やしていく」。ニキ・ヒルズの梅田明副支配人は「ワイナリーの認知度が高まり足を運んでもらうきっかけになれば。北海道は広いので、余市・仁木地区としてもPRしたい」と意気込む。同管理委の事務局を務めるNPO法人ワインクラスター北海道(小樽)の阿部真久代表は「(GIが)掛け声倒れにならないよう、業界をあげて高品質なワインを国内外に販売していかなければ」と話した。(谷本雄也)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る