PR
PR

秋サケ痩せ気味 魚体平均0.6キロ軽く 目立つ2キロ台、餌不足か

 道内の今季の秋サケ定置網漁で、魚体が記録的に小さい状況が続いている。研究機関によると、過去20年の1匹当たりの平均重量は約3.6キロだが、今季はほぼ3キロちょうどで、比較可能な1998年以降では最低となっている。漁獲匹数は平成で最低だった前年より増えているが、魚体が小さいことなどから単価と漁獲金額は前年を下回り、関係者の表情はさえない。

 「2・7」「2・9」「3・1」―。19日朝、札幌市中央卸売市場。秋サケが1匹ずつ入った発泡スチロールに、マジックで重量(単位はキロ)が書かれている。「今年は痩せ細った2キロ台が目立つ。『いいサケだ』という仲卸さんの声は全然聞かれないね」。競り人がため息交じりに話した。

 水産卸大手のカネシメ高橋水産(札幌)によると例年、上場するサケは3キロ台が5割ほどで、2キロ台が1~2割、4キロ超が約3割。だが今季は3キロ台は例年並みながら、2キロ台が4割、4キロ超が1割と逆転した。

 道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭)が、全道の漁獲データから算出した10月10日現在の1匹当たり平均重量は3・01キロ。現在の手法で統計を始めた98年から2017年までの同時期の平均3・61キロを大きく下回る。同水試は「主体となる4年魚の多くで、例年より成熟が進んでいない」とする。

残り:356文字/全文:912文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る