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松橋事件の再審確定 最高裁決定 男性、無罪の公算大

 熊本県松橋(まつばせ)町(現宇城市)で1985年、当時59歳の男性が刺殺された松橋事件の再審請求審で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は殺人罪などで服役した宮田浩喜さん(85)の再審開始を認める決定をした。10日付。「自白の信用性が揺らぎ、犯人ではないという合理的疑いが生じた」とした熊本地裁、福岡高裁決定を支持し、検察側の特別抗告を棄却した。熊本地裁で殺人罪の裁判がやり直されることが確定した。無罪となる公算が大きい。

 4人の裁判官全員一致の判断。宮田さんは捜査段階で殺害を自白したが公判途中から全面否認し、自白の信用性が主な争点となった。86年の一審熊本地裁判決は自白の信用性を認めて懲役13年を言い渡し、最高裁で確定。弁護団は再審請求で、凶器の小刀の形状と被害者の傷痕が一致しないとする鑑定書と、宮田さんが「犯行時に小刀に巻き付け、犯行後に燃やした」と供述した布切れが、実際には熊本地検に保管されていることを明らかにし「新証拠」として提出した。

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