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泊原発通報まで1時間超 胆振東部地震 北電、立地4町村に 電話交換機、非常電源なし

 胆振東部地震の発生時、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の状況などについて、北電が立地4町村(泊村、共和町、神恵内村、岩内町)に通報連絡をしたのは、1時間以上経過した後だったことが11日分かった。北電と道、4町村が結ぶ安全協定などには、道内での震度5弱以上の地震発生時は直ちに通報連絡することが明記されている。北電は全域停電(ブラックアウト)に伴い起動させた非常用電源が、電話交換機につながっていなかったためと説明している。

 胆振東部地震は9月6日午前3時7分に発生。道と各町村によると、北電から通報連絡があった時刻は、岩内町が4時8分、神恵内村が同13分、泊村が同20分、共和町は同21分で、1時間以上経過した後だった。最も早かった道は午前3時45分。いずれも電話で、地震による原発への影響は調査中で、外部電源が喪失し非常用発電機が起動したことなどが報告されたという。

 泊原発は停止中で原子炉に燃料はなく、1~3号機の各プールに使用済み燃料などを貯蔵。地震でプールの冷却に必要な外部電源が喪失したため、非常用発電機6台を起動し冷却を続けた。

 北電によると、泊原発内の事故対応拠点「緊急時対策所」から午前3時52分に、道と4町村へ一斉にファクスを送ろうと試みたが送信できなかった。その後も何度か試みたが送信できず、ファクス回線がつながる電話交換機に、非常用発電機の電力が供給されていないことが判明。電話での口頭連絡に切り替えたという。

 安全協定は、異常時に北電は道と4町村へ直ちに連絡するよう規定。その基準「泊発電所に関する通報連絡及び公表基準」で、原発の「周辺100キロ圏内で震度4以上または道内地域で震度5弱以上の地震が観測されたとき」に、電話およびファクスで通報連絡するとしている。

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