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あと12年

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「では、明日の予報です。明日も太平洋高気圧に覆われて、朝から強い日差しが照りつけそうです。予想最高気温は東京、名古屋で44度、大阪で43度、札幌でも41度と記録的な暑さが続きそうです」▼本物の天気予報ではない。環境省がネット上で公開している「2100年未来の天気予報」である。現状を上回る温暖化対策をとらないと、最高気温が30度以上の真夏日は、那覇で年間184日、東京で104日、札幌でも40日に上るという▼今より激しい豪雨や干ばつ、台風に見舞われる恐れもある。これはあくまで80年以上先の予測だが、安心はできない▼国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した予測では、早ければ30年にも世界の平均気温が産業革命前より1・5度上昇する。海水面は最大77センチ上昇し、熱波や極度の干ばつ、洪水のリスクにさらされる人が世界中で大幅に増加する▼温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」は、温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出削減目標を定める。だが、各国がこれを達成しても、気温上昇は2度を上回ると考えられている▼そうなれば異常気象はさらに増え、環境の急激な悪化は避けられない。「自分が生きているうちは大丈夫」などとは言っていられない。2030年まであと12年。涼しいはずの北海道の夏が、今よりはるかに暑くなる。そんな気候に、あなたは耐えられるか?2018・10・11

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