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基幹産業林業に大被害 胆振東部地震 厚真など崩落や倒木1万ヘクタール 売り上げ8割減の事業者も

 胆振東部地震では胆振管内厚真町を中心に広範囲で土砂崩れが起き、地域の基幹産業である林業も大きな被害を受けた。主に東胆振地域の民有林を管轄する苫小牧広域森林組合(本部・胆振管内むかわ町)は、少なくとも約1万ヘクタールで崩落や倒木があったことを調査で確認。道などによると、これほど大規模な被害は全国的にも例がないという。関係者は「地域産業の存続に関わる」と懸念を強めている。

 「土砂崩れという言葉では足りない。山が丸ごと崩れ落ちたようだった」。苫小牧広域森林組合の小坂利政組合長は、9月6日の地震から数日後、厚真町の山林を視察した時の衝撃をこう振り返る。

 苫小牧市とむかわ、厚真、安平、白老の胆振管内1市4町からなる東胆振地域は、面積の7割以上を森林が占め林業が盛ん。地元の製紙工場の原料供給地の役割を長く果たしてきた。登別市を加えた2市4町の主に民有林約4万ヘクタールの管理を所有者から請け負っている苫小牧広域森林組合は9月中旬、衛星写真などによる被災面積の調査を行ったところ、崩落や倒木などの被害は管轄する山林の4分の1に及んでいた。

 道の5日時点のまとめでは、林業被害額は約274億円だが、崩落などにより林道が寸断されて調査がほとんどできておらず、小坂組合長は「実際の被害はさらに大きいのでは」とみる。

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