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オロロン鳥の増殖サイクル定着か 天売島、巣立ち数過去最多

 【天売】オロロン鳥の名で知られる海鳥ウミガラスの国内唯一の繁殖地になっている天売島で今夏、18羽のひなが巣立ち、過去20年間で最多を記録したのは、この数年間に巣立った若い鳥が天売に戻り、産卵しているためとみられる。ひなや卵を狙うハシブトガラスなどの捕食者を空気銃で駆除する取り組みも効果を上げ、増殖のサイクルが定着しつつある。来季は営巣を誘引するデコイ(模型)を再配置し、さらに繁殖環境を向上させる。

 環境省羽幌自然保護官事務所の保護官が7月中旬から不在となり、今年は同省北海道地方環境事務所(札幌)が11日に発表した。飛来数(57羽)、つがい数(27組)、巣立ち数(18羽)のいずれも、1999年以来で最多を記録し、巣立ちの成功は2011年から8年連続となった。

 繁殖実績が向上している理由について、羽幌自然保護官事務所の非常勤職員岩原真利希少種保護増殖等専門員は「4、5年前に巣立って繁殖経験がなかった若い鳥が戻って来ている。増殖の流れができてきた可能性がある」と分析。餌となるイカナゴなども今年は豊富だったという。

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