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牛乳フル生産に遅れ 設備の点検長引く 道内工場に地震余波

 東京に本社のある大手乳業メーカー3社の道内工場が、胆振東部地震による大規模停電で操業を停止後、再開したものの、紙パック入り牛乳の生産、出荷を本格化できずにいる。工場の点検などに予想以上の時間がかかっている上、牛の体調悪化で生乳生産が不安定なため。チーズやバターと違い日持ちしない牛乳は在庫も限られ、道内の店頭での品薄状態が続いている。

 森永乳業は関連会社の北海道保証牛乳(小樽)で紙パック入りの牛乳などを製造し、12日から出荷を再開した。工場では生乳の殺菌、検査などの製造作業と並行して、再稼働する機械設備の洗浄や点検も行っている状況で「学校給食用は通常通りになったが、市販の家庭向けは一部しか出荷できていない」(広報グループ)。9日までに道内全7工場を再開させた雪印メグミルクも「設備の整備に時間がかかっている」(広報IR部)という。

 明治は道内全7工場を9日までに稼働させた。牛乳を扱う札幌、旭川の2工場では、主力商品の「おいしい牛乳」に絞った生産を行っている。需要の高い商品を効率的に店頭に並べるための戦略だが、同社の広報担当者は「まだ工場がフル稼働できていない上、物流も回復せず、スムーズに運ぶことができないでいる」と理解を求める。

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