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復旧本格工事は来春以降 地盤沈下の札幌・清田区里塚 市民「冬になってしまう」

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 札幌市は13日、胆振東部地震で地盤沈下や道路の陥没が相次いだ清田区里塚の住民を対象に、区体育館で説明会を開いた。市は被害が出た地域を道路や上下水道、宅地を含め一体的に再整備する方針を説明。その前段階で被害の原因調査などに3カ月を要すことなどから、地盤復旧など本格的な工事は来春以降になる公算が大きいとした。

 里塚地区は1978~79年に民間業者が原野や農地を造成してできた宅地。市は今後、被害の原因を特定するため17カ所でボーリング調査を行う。約1カ月の調査の後に有識者を交えて対策を検討するため、全体で約3カ月かかるとした。

 市土木部の天野周治部長は説明会後、「積雪期の盛り土工事は好ましくない」とし、本格的な工事は春以降になるとの見通しを示した。市道復旧は市が、宅地の復旧は所有者が行うのが原則だとした上で、宅地所有者に支援を行えるか検討する方針も明らかにした。

 説明会は非公開。300世帯約500人が参加し、市への不満が相次いだ。里塚中央町内会の盛田久夫会長(74)は「結論をいつまでに出すか説明がなく、参加者からは冬まで待てないとの意見が多かった」。会社員上垣豊さん(63)は「3カ月と言うが、市はもっとスピード感を持ってほしい」と話した。

 市が里塚地区で行った応急危険度判定では、311棟のうち「危険」は62棟、「要注意」は47棟だった。(久保吉史、渡辺愛梨)

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