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稚内の風力発電、地震で稼働せず 送電安定せず後回しに 再起動電源なく

 【稚内】胆振東部地震による大規模停電で、約10万キロワットの発電量を誇る市内の風力発電施設がなぜ機能しなかったのか―。北海道電力や発電事業者は、苫東厚真火力発電所(胆振管内厚真町)の緊急停止で送電線が安定性を欠き、電気の受け入れをストップしたことが最大の要因とする。ただ、風力発電施設の側にも設備を起動する電源がなく、発電そのものの再開も難航していた。

 「稚内にはこんなにたくさん風車があるのに、なんで停電するのか」。稚内市内には大型風車だけでも84基が立ち並ぶが、電力復旧まで丸2日かかった。停電後、稼働していない風力発電施設に対する疑問の声がわき起こり、会員制交流サイト(SNS)上で広がった。市役所にも問い合わせの電話が数件寄せられた。

 北電によると、苫東厚真の緊急停止に伴って道内の全発電所が停止した後、安定して電力を生産できる道内の火力、水力発電所から順次稼働を再開。風力発電などの再生可能エネルギーを含む他社からの電気受け入れはその後となった。

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