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室蘭―岩手県宮古結ぶ宮蘭航路、支援輸送に力 本州から緊急車両、救援物資 海上インフラの存在感

 6月に就航した室蘭市―岩手県宮古市の定期フェリー航路(宮蘭航路)が、胆振東部地震の支援のための人や物資の輸送で重要な役割を担っている。本州から被災地に向かう消防車や発電機車が航路を利用して被災地に入った。貴重な海上インフラとして存在感を示している。

 10日夜の室蘭港フェリーターミナル駐車場には、乗船を待つ消防車や救急車が並んだ。車体には「盛岡」「仙台」の文字。岩手県と宮城県の消防本部から被災地入りしていた緊急車両約50台が10日朝、厚真町の土砂崩れ現場での救助活動を終え、帰途に就いた。

 宮古市を含む岩手県内の5消防本部でつくる援助隊の18台65人は、往路も6日朝宮古発の同航路を利用した。大隊長の上平(かみたいら)久浩さんは「東日本大震災のときは北海道の皆さんに支援していただいた。被災者の皆さんに早く安心してほしいという一心で活動した」と振り返り「迅速に被災地へ入ることができた」と宮蘭航路開設の効果を語った。

 同航路を運航している川崎近海汽船(東京)によると、現在はサンマなど海産物や秋野菜の輸送が増え、同社の苫小牧―八戸(青森)便など道内と本州を結ぶ航路の貨物利用が増える時期。就航直後でまだ固定客の少ない宮蘭航路が、比較的利用しやすかった面もあるという。往路は津軽海峡フェリー(函館)の青森―函館便を利用した宮城県の援助隊も、復路は予約の空き状況と乗船時刻を考慮して宮蘭航路を選んだ。

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