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地震、停電 備えしっかり

 胆振東部地震で後志管内は停電に見舞われ、住民生活が混乱した。食料や飲料水の確保、災害情報の入手などにも多くの住民が困惑。今回の地震を教訓に、災害への備えや心構えをまとめた。

■水や食料、ラジオを用意

 地震発生時はまず身を守ることが最優先。座布団などで頭を守ることが大事だ。声を掛け合い、ストーブやガスを消火、扉や窓を開けて出口を確保し、がけや崩れた建物の近くを避けて避難する。

 マンションなどの水道は地上からポンプでタンクにくみ上げた水を使う場合がある。停電によりポンプが使えなくなり、水道が使えないケースが見られた。

 飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分備蓄することが望ましい。火を通さずに食べられる缶詰やレトルト食品など3日分は用意する。

 停電により、テレビが見られない上、スマートフォン(スマホ)の充電ができなかった。今回は断水情報など、デマが住民の間で広がった。

 災害情報について、FMおたるは非常用発電機を使って放送を続け、避難所や給水所など市の情報を発信した。太陽光や手回し発電、電池で動くラジオは用意しておくべきだ。

■複数の避難先確認を

 事前には、最寄りの避難所以外にも、道路が寸断された場合も考慮して複数の避難所を確認しておくほか、家具が転倒しないように留め具で壁に固定する対策も必要。家庭にも携帯コンロや毛布、簡易トイレなどの備蓄がおすすめだ。

 市災害対策室は「市が用意できる非常食は乾パンやアルファ米。高齢者や乳児のいる家庭は、ゼリー飲料などの軟らかい食料やミルクなど、個別に合った備蓄もお願いしたい」と説明する。

 小樽市保健所は停電中の食品の取り扱いに注意を呼び掛ける。「『もったいないから』と食べると食中毒につながる。思い切って廃棄することが大事」と説明。「冷蔵庫の種類にもよるが、停電の3時間後には室温近くまで上がる。保冷効果を過信しない方がいい」という。

 食品はなるべく冷暗所で保管し、普段よりもよく加熱することが必要だ。同保健所の担当者は「(塩分の多い)カップ麺などを毎食食べていると、特に妊婦は浮腫や妊娠高血圧症候群が心配される。常温保存できる食材を備蓄し、できるだけ栄養を補ってほしい」と話している。(西出真一朗、有田麻子)

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