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動物の「総合病院」を

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 動物たちの健康を守ってくれる動物病院。近くにかかりつけの病院があると安心ですね。2017年の農水省の統計では、個人開業、公立、団体開設などを合わせ全国には約1万6千軒の動物診療施設があります。その約75%はペット対象で、牛、馬など産業動物対象の施設は25%です。

 しかし、地域的に見ると、この比率が逆転しているところもあります。青森、岩手、宮崎、鹿児島の各県では産業動物病院の比率が全体の60%を超え、佐賀県、熊本県、大分県でも50%近く、畜産業が盛んなことを示しています。

 北海道ではこの比率は約50%です。十勝では70軒近い動物病院が開設されていますが、60%以上が産業動物の診療を専門にしています。

 一方、大都市では東京都が0.03%、大阪府では0.3%で、ほとんどの施設はペット対象の診療をしていることが分かります。地域性がはっきりしていますね。

 各施設に働く獣医師の数を比較すると、全国では産業動物、小動物ともに獣医師1人で診療する施設が60~70%。本道でも獣医師1人の施設は産業動物では60%あまり、小動物では約75%と、小規模な病院がほとんどです。複数の診療科と専門医のいる動物の総合病院が欲しいですね。(獣医学博士 石川濶)

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