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不明の1人発見、死者40人に 胆振東部地震 2700人避難

 胆振管内厚真町で6日未明、道内で初めて最大震度7が観測された胆振東部地震で、大規模な土砂崩れが発生した同町内で10日午前までに、新たに5人の死亡が確認された。最後まで安否不明だった男性1人が10日未明、同町幌内地区で心肺停止の状態で見つかり、町は捜索の終了を発表した。男性はその後、死亡が確認され、これで同町の死者は36人となった。地震発生後、これまでに道内全体の死者は計40人となった。

 厚真町災害対策本部によると、24時間体制で続けられた捜索で最後に死亡が確認された男性は、同町幌内地区の山本辰幸さん(77)と分かった。同本部などによると、同町内で確認された死者36人は、ほとんどが倒壊した自宅周辺の土砂の中から発見され、幌内地区では200メートル以上も土砂に押し流された家屋もあったという。

 厚真町以外の死者は、札幌市清田区の自宅で数百冊の本の下敷きになった男性(53)、胆振管内むかわ町の自宅でタンスの下敷きになった男性(86)、日高管内新ひだか町のアパート居室で倒れていた男性(55)、苫小牧市の自宅で転倒した高齢男性の計4人に上っている。

 道などによると、10日午前10時現在、道内の負傷者は666人だった。11市町が設置した計76カ所の避難所には、厚真町944人、札幌市393人など計約2716人が避難している。住宅被害のうち全壊は、いずれも胆振管内の厚真町19棟、安平町7棟、むかわ町6棟。半壊と一部損壊は安平町やむかわ町などで計28棟。

 厚真町によると、町内の上下水道が全て復旧するまでには約1カ月かかる見通し。市街地については1週間程度で復旧するという。

 JR北海道は10日もダイヤの乱れが続く。特急列車は札幌―稚内間が少なくとも11日まで、札幌―釧路が少なくとも12日まで運休する。節電に協力するため、10日から2週間程度、札幌―旭川、札幌―東室蘭の特急は減便して運行する。

 札幌市交通局は当面の間、節電のため平日の日中に限り、市営地下鉄と路面電車(市電)をそれぞれ減便する。

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