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胆振東部地震、死者35人 依然3人不明 心肺停止2人

 胆振管内厚真町で6日未明、道内で初めて最大震度7を観測した胆振東部地震で、同町で発生した土砂崩れや、倒壊した家屋から8日、男女計16人が心肺停止の状態で見つかった。その後、死亡が確認された人を含めて、同町の死者は31人となった。道内全体で、死者は同町を含め計35人に上り、心肺停止は同町の2人となった。

 生存率が下がる目安とされる「発生後72時間」が9日未明に迫る中、厚真町で安否不明となっている残る3人の捜索が24時間態勢で続いている。

 厚真町以外では8日、札幌市清田区の男性(53)の死亡が新たに確認された。札幌市などによると、同区の男性は自宅の棚から落ちてきた数百冊の本の下敷きになった状態で見つかった。ほかに苫小牧市の自宅で転倒した高齢男性、胆振管内むかわ町でタンスの下敷きになった男性(86)、日高管内新ひだか町のアパート居室で倒れていた男性(55)の計3人が死亡した。

 厚真町災害対策本部などによると、同町で確認された死者31人のほとんどが土砂の中から発見され、町幌内地区では200メートル以上も土砂に押し流された住宅の付近から見つかった人もいた。

 道などによると、8日午後10時現在、道内の負傷者は648人に上った。13市町が設置した計230カ所の避難所には、札幌市の約1400人を含め、全道で約4千人が避難している。住宅被害のうち全壊は厚真町19棟、胆振管内安平町7棟、むかわ町6棟。半壊と一部損壊は安平町やむかわ町などで計28棟。

 新千歳空港では8日早朝、国際線ターミナルビルの閉鎖が解除されて国際線が運航を再開した。7日に再開した国内線は乗務員の人繰りなどのため36便が欠航。約1200人が宿泊した7日に続き、搭乗券を取れなかった約100人が8日夜も国内線ビルで宿泊した。9日は国内線28便の欠航が決まっている。

 JR北海道は8日、一部の普通列車とすべての特急列車を含む855本が運休し、ダイヤの乱れが続いた。9日は札幌と函館、旭川、網走を結ぶ特急が一部を除いて運行を再開する。札幌と帯広、釧路を結ぶ特急は運休が続く。

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